混ぜれば「ごみ」分ければ「資源」
ごみは混ぜて捨てるとただの「ごみ」ですが、分別すると「資源」として扱うことができます。身の回りのごみがどのようにリサイクルされ、資源へと生まれ変わるのか、詳しくみてみましょう。
リサイクルの流れ
ごみの分別・ごみ出し
※下図は画面に収まらない場合、
左右にスライドしてご覧いただけます。
ペットボトル
びん
アルミ缶・スチール缶
金属類
紙
資源物の収集
ご家庭から出た資源物は、お住まいの地区の分別方法に沿って分別し、決められた収集日に回収場所へお出しください。
再生処理工程
空ビン、空缶、ペットボトルをはじめとする資源物を再生処理して、新たな製品に生まれ変わる手助けをしています。
※下図は画面に収まらない場合、
左右にスライドしてご覧いただけます。
ペットボトル
選別
粉砕・洗浄・比重分離
フレーク
(ペットボトル原料)
びん
色ごとに手選別
色ごとに保管
アルミ缶・スチール缶
磁石や風で選別
アルミ缶とスチール缶に
分けてプレス機で圧縮
金属類
鉄と非鉄金属に分別
プレス機で圧縮
紙
手選別
ベーラー(圧縮機)で梱包
再製品化施設に原料として出荷
製品
ペットボトル
- ペットボトル(BtoB)※
- 繊維品
- 包装フィルム
びん
- ガラスびん
- ガラス
- 断熱材
アルミ缶・スチール缶
- アルミ缶
- 自動車部品
- スチール缶
- 建物の鉄骨、鉄筋
金属類
- 金属製品
紙
- 段ボール
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- 新聞紙
※使用済みペットボトルを原料化し、新たなペットボトルに再利用することをBtoB(ボトルtoボトル)と言います。リサイクルの前と後で同じ商品になることから、水平リサイクルとも言われています。
水平リサイクルとカスケードリサイクル
ペットボトルのリサイクル方法は2種類あります
ペットボトルのマテリアルリサイクルには「カスケードリサイクル」と「水平リサイクル」の2つの方法があります。ボトルtoボトルは「水平リサイクル」です。
水平リサイクル
新たな化石由来原料を使わず、
何度もペットボトルとして循環できる
回収したペットボトルをケミカルリサイクル(化学的再生法)またはメカニカルリサイクル(物理的再生法)により原料にもどし、再びペットボトルをつくる方法です。
石油からつくられるPET樹脂と同じレベルの高純度原料が得られるので、これまでの方法とまったく品質の変わらない、透明できれいなペットボトルになります。
カスケードリサイクル
細かく砕いた再生フレークを原料として、
ペットボトルとは異なる用途の製品を作る
回収したペットボトルを細かく砕いた再生フレークを原料にして、ペットボトルとは異なる用途のいろいろな製品をつくる方法です。製品の種類は年々増えており、より身近なものになっています。
ペットボトルを再利用して一定基準を満たした製品には「PETボトルリサイクル推奨マーク」がついているものもあります。